"独り"草木染め WORKSHOP #2

November 29,2018 /

草木染めワークショップ 草木染めが面白い。自分で採取した草木から色を取り出し、繊維を染める。その過程で生まれるインスピレーションとエモーションの連続が、自然好きでDIY好きの僕の感性をビンビンに刺激してくれるから。その年の気候、収穫する季節、植物の状態、煮出す温度、染める温度、色の重ね方、媒染剤(金属)の種類などによって、色の出方も染まり方も変わってくる。独り草木染めワークショップ第2回は、そんな草木染めの魅力が詰まりに詰まった「クサギ染め」前編です。 クサギの実 クサギの実 クサギの樹 クサギの実 クサギの実 クサギといえば、草木染めを嗜む人々の間では、ちょっとした憧れの存在。というのも、クサギの実は藍以外で青系に染めることができる数少ない植物で、しかも染料店で売っていない非常にレアな染料だから。そんなレアなクサギスポットを見つける嗅覚は自慢の能力です。単にクサギを気にして過ごしてるだけですが。僕の暮らす多摩丘陵エリアにも結構あります。見つけた時の喜びといえば、ポケモンでいうレアなモンスターを見つけた時のような感じです。たぶん。そんなクサギ、北海道から沖縄に生育する落葉低木で、葉が独特の匂いがすることから「臭木」と呼ばれ(言うほど臭くはないです)、若葉は山菜として食用に。天ぷらにすると美味いらしい。開花時期の葉は生薬にも健康茶にも用いられるイケてる樹木。夏に白い花を咲かせ、秋になると綺麗なマゼンダの萼と、瑠璃色の実をつけます。空色に染めることができるのは、熟した瑠璃色の実で、萼は鉄媒染で灰色に。 学名:Clerodendrum trichotomum 科目/属名:クマツヅラ科 クサギ属 開花期:8~9月 生薬名:シュウゴトウ【臭悟桐】 薬用部:葉 採取時期:8~9月の開花期 主要成分:ジテルペノイド、トリテルペノイド 効果/効能:鎮痛、血圧降下(高血圧)、下痢止め、リウマチ、利尿、むくみ 参照元:健康茶情報 クサギの実 クサギの実 クサギの実 毎年10月頃にコツコツと収穫して冷凍保存してるのですが、今年は焦った!夏に暑過ぎたせいか、いつも行ってるクサギスポットの実が不作だったのです。昨年見つけたスポットは切られてるし!息子の幼稚園の用事の帰りに立派なクサギ見っけ!と思ったら小学校の敷地内だったり。以前、栃木で見つけたとっておきのスポットまで行くかどうか本気で考え始めた頃に、偶然見つけたスポットが熱かった。立派なクサギが5〜6本。なんとなく思っていたノルマは達成できました。実のある場所が高すぎて届かない場合の技も身につけれたし。ひたすら揺らすパワープレイです。クサギの樹は凄くしなるので、バインバインに揺らします。そうするとちょうど熟した実が萼付きで落ちてきます。そんなこんなで、収穫した実と萼をいったん水につけて、虫やら蜘蛛の巣やらを出来るだけ洗って、またコツコツと選別します。嫌いな作業ではないけど、結構な時間がかかります。いつもは萼まで手がまわらず廃棄してしまっているので、今回はしっかり染めてみようと思います。次回、染め編です。
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Tohru Fujie

Tohru Fujie

デザイナー・デザインディレクター。 Gaimgraphics 所属。九州出身(長崎生まれ、福岡育ち)。 よりローカルな循環をテーマに、Filt (Upcycle), Stampit (Organic Design) を主宰、日々あれこれ理想のデザインとライフスタイルを探求中。

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