wax trip the world go round .1

February 18,2017 /

どもども。LIKE THIS 内の音楽を扱うALL DAY MUSICというプロジェクトの一員のクマザワです。レコードの魅力に取り付かれて早20年。音楽を楽しむという点では、かなりマイノリティなメディアではありますが、愛好家が多く「ヴァイナル」「ワックス」「LP」「12inch」etc..といろいろな相性で親しまれている黒い円盤。そんなレコードのジャケットや内容にまつわる話を僕なりに皆様にご紹介できればと思ってます。

wax trip the world go round .1

自分のレコードコレクションを眺めて、古いレコードを手に取ったときに「これはあのレコ屋でゲトった」「これは○○○とトレードした」「これはゴミ置き場に捨てられていたのを救出した」など出会いの思い出が蘇りますが、自分のとこにくる前の所有者はどうこのレコードを楽しんでいたのだろうか?どの国の、どの街に住んでいる人たちのスピーカーを鳴らしていたのだろうか?そういう事が気になって「ああ、レコードは世界中を旅してるんだ」と、あの名曲をもじり「wax trip the world go round」を連載タイトルに決めました。 音楽好きだけどレコードでは聞いた事無いって方〜ハードなレコードディガーの方も、どうぞよろしくお願いします。

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そんな旅するレコードの第一弾のご紹介は「FELA KUTI and ROY AYERS / MUSIC OF MANY COLOURS」です。 このくたびれた年期を感じるジャケットはFELA KUTI(フェラ・クティ)の母国、ナイジェリア盤です。 誰って?方への補足を簡単にすると、フェラ・クティはナイジェリア生まれの音楽家で、アフロビートの祖として有名です。そして、ROY AYERS(ロイ・エアーズ)はアメリカ生まれのビブラフォン(鉄琴)の奏者です。そんな巨匠2人が1980年に邂逅、出した名盤。フェラクティの楽曲は1曲は10分以上という事が多く、この盤も片面1曲づつの2曲しか入っていません。 ビッグバンド(ギター4人!ホーン7人!リズム隊8人!!ピアノは…1人!?)のミッドテンポでグルーブするA面の”AFRICA - centre of the world”がお気に入り。ねちっこいアフリカンファンクネス。

このレコードと僕の出会いは今から10年前くらいで、とあるレコードショップのオーナー宅に遊びに行かせていただいたときでした。数あるコレクションの一部だったこの盤を、僕が譲り受けるときにちょっとしたフェラ・クティの思い出を語ってくれました。H.I.V.(エイズ)の合併症で体調を心配されていたフェラ・クティのライブをロンドンで見るチャンスがあったのにスルーしてしまったこと、そしてその数週間後にフェラ・クティはこの世を去ってしまったこと。 心底そのアーティストに魅了されてしまった人には、その悲劇がどれほどのものかわかるはずです。

盤質はというとさすがナイジェリア〜ロンドン〜東京と旅してきたこのワックス。チリチリとノイズがはいるので決して良くはないけど、そのノイズの一つ一つが旅の空気を纏ってきたと思うと何か良くないですか? もしかしたらこの先LIKE THIS SHOPから旅立つかも。 … そうそう、LIKE THIS SHOPにて、ALL DAY MUSIC セレクトな中古レコードを取り扱うことになりました。 枚数は少ないですが、徐々に増やしていけたらと。是非共チェックしてみてください。 → ALL DAY MUSIC セレクト
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kei kumazawa

kei kumazawa

Gaimgraphics所属 1981s 山形県出身 久米川DOPE MUSIC BAR FOGGYにて開催される「LOTUS EATER」にDJとして参加

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