No woman no cry / Nenes

February 06,2017 /

今回は、昨年シングルカットされた7インチが記憶に新しい、ネーネーズによるBOB MARLEYの"No Woman No Cry"のカバーをご紹介します! 三線の響きと柔らかい唄声に包まれ、まるで竜宮城にいるかのような気分になれる、僕にとってはそんな癒しの音楽。そして、ウチナーグチの語感がとにかく気持ちよく、同じ日本なのにどこか遠い国の音楽を聴いているような不思議な気持ちになる。歌詞を紐解いていくと、どうやら沖縄の娘が恋い焦がれるという内容にアレンジされているらしく、言葉の意味を知るとまたさらに味わい深い。ネーネーズならではの女性の視点に置き換わっていることでより臨場感が出て、誰かのことを想って歌われるボブの原曲の精神をしっかり引き継いでるカバーなのだなあと思う。 …という感想を持つと同時に、以前興味を持った、戦後の沖縄で生まれたというカンカラ三線のことを思い出した。米軍統治下の物不足の状況で、なんとか手に入る材料のみで作られた即席の三線のことである。ボディは米軍から配給される食料缶、ネックはベッドの足などの廃木材、弦はパラシュートの紐から調達していたのだそう。どんな逆境でも唄って踊って乗り越えて行こうよっ!っていう沖縄の歴史的な背景がもたらした柔軟さと力強さがまた、ジャマイカのレベルミュージックと通づるところがあるのだなーなんて思ったりした。 ちなみにネーネーズ、モーニング娘のメンバー入れ替えシステムを導入し(笑)、現在3期目とのことで平均年齢がずいぶん若返っているらしい。伊勢の遷宮のように、1000年先にもグッドミュージックを伝えてくれるであろうネーネーズにハイサイっ!いや乾杯っ!オリオンビールで。 >ライブ&沖縄料理 ライブハウス島唄 ネーネーズのプロデユーサーである知名定男さんが手がける那覇市のお店。言わば、知名さんやネーネーズのホーム。ぜひ一度行って見たい。
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KO

KO

1979年生まれ。愛知県岡崎市出身。デザイナー・イラストレーター。テキスタイルプロジェクト"Stampit"のデザイナーであり、レゲエバンド"GARAGARA"ではギター担当。

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