HIBI KOTTO-ICHI #6 / The Life with OLDTHINGS

January 20,2017 /

kotto6_main ぼく、清水将司は古いモノだったり、手仕事感溢れるモノに昔から惹かれるんですが、その理由は実は分かっている様でよく分かっていません。栃木に住まいを移し、こっちでの友人の影響もあって骨董市へちょくちょく行く様になって早4年。普通のお店ではなかなか出会えないであろう、手仕事感だったり経年変化を経た面白いモノにたくさん出会え一喜一憂してます。LIKE THIS SHOPでは古布のポケットTシャツをリリースしているけど、その生地探しはぼくが担当していたり。このコラムではぼくのロードワークとなった骨董市巡りで出会った素敵?な味わいのあるモノ達を紹介してみようと思います。今回で第六回! メキシコの鳥 kotto6_01 あけましておめでとうございます。今年の干支は酉(とり)ということもあり、今回は鳥にまつわる民芸を紹介してみようと思います。鳥モチーフの民芸やクラフトって世界各地に多く、昔から人間にとって身近な存在なんだろうなと思います。まずこちらの陶器でできた鳥のオブジェはメキシコの民芸品で、トナラ焼きと言われています。トナラとは街の名前です。モチーフとしては鳥、ふくろう、猫、亀、かたつむりなど、かわいらしい独特のフォルムと絵付けでメキシコ人の陽気さが想像できます。メキシコへは行った事ありませんが、行く事があったらこういった古い民芸品を探してみたいなぁと思います。ただメキシコと言えばギャングスタの国なイメージも強いので、よっぽどの事がないと実際問題行かないと思います。 アメリカのデコイ kotto6_02 続いてのこちらはアメリカ製のデコイです。今でこそオブジェとして鑑賞のためのイメージがあるデコイも元々はハンティング用の疑似餌でした。ハンターは各々自分でデコイを作り、それを置いて仲間である水鳥の警戒をとき、そしてハントする。元はそういった事を目的に作られたものでした。アウトドアブランドのL.L. Beanの古いカタログにはデコイの商品ページもあり、アメリカのカルチャーの一つだったことが想像できます。このデコイはChas Moore作のデコイで87年に制作された事が底面に記されています。Chas Mooreはデコイ作家でかなりの作品を残しています。そしてそれのどれもが素晴らしい。独特のつるんとしたフォルムと筆遣いの残る絵付けが最高です。コレクターも多い作家のようです。こういった手仕事感の残るFOLK ARTたまりません。 流木の鳥 kotto6_03 最後のこのオブジェ、かなりイカしていますがこれは古いものではありません。針原修さんという作家の作品「流木の鳥」で現行のものです。名前のとおり、流木の持つ素材の面白さを最大限シンプルに活かした鳥のオブジェは流木が長い時間をかけ旅をした形跡が味わえ、まるで古い民芸のようだなと。古いからイイ、新しいからダメということではなくて、こういった同時代を生きる作家さんから思いがけないインスピレーションを受けると嬉しいし、それと同時に自分ももっと頑張らなくてはと思わされます。この作品は僕の奥さんがプレゼントしてくれました。栃木市のMORO CRAFTというよく行くお店で購入です。
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Masashi Shimizu

Masashi Shimizu

gaimgraphics所属のアートディレクター/グラフィックデザイナー/イラストレーター。1980年生まれ栃木県出身。CI、カタログ、パッケージ、エディトリアル、アパレルなどグラフィックを中心に幅広く活動。栃木と東京を行き来するスタイルで仕事、遊びを実践。LIKE THISでは古いモノのが宿す不均一で手仕事感のあるモノ達を紹介したり、新たなプロダクトとして再生していきたいと思っています。

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