HIBI KOTTO-ICHI #3 / The Life with OLDTHINGS

August 19,2016 /

hibikotto_3_main ぼく、清水将司は古いモノだったり、手仕事感溢れるモノに昔から惹かれるんですが、その理由は実は分かっている様でよく分かっていません。栃木に住まいを移し、こっちでの友人の影響もあって骨董市へちょくちょく行く様になって早4年。普通のお店ではなかなか出会えないであろう、手仕事感だったり経年変化を経た面白いモノにたくさん出会え一喜一憂してます。LIKE THIS SHOPでは古布のポケットTシャツをリリースしているけど、その生地探しはぼくが担当していたり。このコラムではぼくのロードワークとなった骨董市巡りで出会った素敵?な味わいのあるモノ達を紹介してみようと思います。今回で第三回! kottou_1 職業柄か古い印刷物探しも楽しい。基本的に共通するのはやはり手仕事感だったり、ちょっとしたむら、色使いなど機械では均一になってしまい出ない味であったり。そういった表情から得るインスピレーションはすごく仕事にも活きていると思っています。これは昔の和紙に型染めがほどこされたものです。時代ははっきりと分からないんだけど、一枚一枚手ですかれその後に染められたであろう和紙です。繊維もしっかりして強いです。伝統的な文様だと思うんだけど、どれも細かい仕事でほれぼれします。ちょっとしたにじみなど、作り手の呼吸のようなものも感じれてすごく貴重な物な気がしてしまいます。なかなかもったいなくて使えません。 kottou_2 続いては小さな引き出し。骨董市にはこういった小さな引き出しや箪笥(たんす)など骨董とはちょっと違う、生活の古道具がたくさんあります(僕のメインはこっちです)。昔の人たちの生活スタイルにはこういった道具が欠かせなかったんでしょう。恐らく大正~昭和の物だと思うんですが、作りはしっかりしていてまだまだ現役で使えます。この引き出しを買った理由は値段が安かったというのもあるんですが、取っ手の形がすごく気に入ったから。仕事で使う文房具などをまとめて収納しています。運びやすいのも魅力です。 kottou_3 最後のこの写真は昔のかるたです。いつぐらいのものかはよく分かりません。ただ箱が木でできていたり、かるたの印刷が版画だったりと、推測するにそこそこ古そうです。書かれている文字も崩された書体でもはや読めません。こんな感じで当時の娯楽の一つの形にもかなりの仕事量がかかっているのが分かります。今もいろいろな工程、時間、流通を経て一つの商品が完成しているとは思いますが、今とは違った形で完成して誰かの手に渡っていたと思うとロマンがあるなぁと思います。もちろん絵柄は1枚1枚違っていて、それを見ているだけでも楽しいです。
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Masashi Shimizu

Masashi Shimizu

gaimgraphics所属のアートディレクター/グラフィックデザイナー/イラストレーター。1980年生まれ栃木県出身。CI、カタログ、パッケージ、エディトリアル、アパレルなどグラフィックを中心に幅広く活動。栃木と東京を行き来するスタイルで仕事、遊びを実践。LIKE THISでは古いモノのが宿す不均一で手仕事感のあるモノ達を紹介したり、新たなプロダクトとして再生していきたいと思っています。

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