HIBI KOTTO-ICHI #1 / The Life with OLDTHINGS

March 31,2016 /

hibikotto_1_main ぼく、清水将司は古いモノだったり、手仕事感溢れるモノに昔から惹かれるんですが、その理由は実は分かっている様でよく分かっていません。栃木に住まいを移し、こっちでの友人の影響もあって骨董市へちょくちょく行く様になって早4年。普通のお店ではなかなか出会えないであろう、手仕事感だったり経年変化を経た面白いモノにたくさん出会え一喜一憂してます。LIKE THIS SHOPでは古布のポケットTシャツをリリースしているけど、その生地探しはぼくが担当していたり。このコラムではぼくのロードワークとなった骨董市巡りで出会った素敵?な味わいのあるモノ達を紹介してみようと思います。 hibikotto_1_1 まずはコレ、巾着です。見ても分かるように古い生地がいくつも重なりパッチワークされています。なんとも愛嬌ありません?日本人のモノを大切にする心が現れまくっているというか。少し調べてみるとどうやらお米なんかを入れるのに使っていたようです。こういった藍染めの古布を継いでいるものを襤褸(ぼろ)って言って海外ではBOROで通用するくらい人気があるんですが、その理由もなんとなく分かるというか。だって超かっこいいもん。昔の人は一刺し一刺し丁寧に作っていたと思うと負けてらんないなって思うんです。かつては普通だったコトやモノが今の時代とても価値のあるモノになっている事に気づきます。こういった不均一なバランスだったり、バイブスを大切にしつつLIKE THIS SHOPのモノ作りではかつて当たり前だった事を今の時代にやっていきたいと思っています。 hibikotto_1_2 続いてはアザラシの置物。なんの石なのかよく分からないけど削り出した彫刻です(溶岩っぽい)。裏面を見るとmade in canadaの刻印が。初めはエスキモーアートなのかなと思ったんだけど、それをマネて作ったお土産なのかな?詳細は分かりません。骨董市の面白いところはそのストーリーが完全に分からないところにもあると思っていて。もちろん店主が詳しく説明してくれる場合もあるけど、「それ本当か?」って思う時もあるし。これを売っていたお店のおっちゃんも「よく分かんね、買ってく?」って言ってましたよ。古ければ古いほど有り難がられる骨董の世界ですが、そんなに古くなくとも琴線に触れるモノにもたくさん出会えます。動物モチーフの置物は万国共通。好きなモチーフや表情に出会えるとシンプルに嬉しいです。 hibikotto_1_3 今回のラストはこの籠。おそらくあけびかな。この経年変化してもしっかりした状態で残っていてくれてなんだか嬉しい。昭和のモノだと思うけど、こうした荒物がどんどん無くなってしまうのはもったいないなと思う。用の美とはまさにこんな感じのモノを指すんだと思ってます。骨董市へ行くと籠関係を見るのもすごく楽しい。なんせ実生活で使えるからね!かつて何がこの籠にはのっていたんだろう。ぼくだったら季節の果物をのせたい(今は麻ひもがのってるけど)。
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Masashi Shimizu

Masashi Shimizu

gaimgraphics所属のアートディレクター/グラフィックデザイナー/イラストレーター。1980年生まれ栃木県出身。CI、カタログ、パッケージ、エディトリアル、アパレルなどグラフィックを中心に幅広く活動。栃木と東京を行き来するスタイルで仕事、遊びを実践。LIKE THISでは古いモノのが宿す不均一で手仕事感のあるモノ達を紹介したり、新たなプロダクトとして再生していきたいと思っています。

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